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化学・熱化学

熱量測定と反応エンタルピー

熱量計は、温度変化に基づいて熱の移動を推定します。反応によって生じる熱と、溶液および容器が受ける熱を区別する必要があります。

関連する実験:簡易熱量計 →
簡易熱量計
簡易熱量計の実験画面 →

概念と仕組み

発熱反応では、反応容器内のエネルギーが周囲に移動し、溶液の温度が上昇する。一方、吸熱反応では、溶液が周囲からエネルギーを受け取ることで、溶液の温度が低下する。

容器は、液体に加えて、熱を保持します。もし容器の熱容量を無視した場合、同じ温度変化を実現するために必要なエネルギーの量を過小評価する可能性があります。

関係式と成立条件

常圧での実験的な近似では、 −nΔH = (mc + Ccal)ΔT となります。反応が発熱反応で、ΔHが負の場合、他の条件では、右側の温度変化は正となります。

反応を完全に進行させ、外部への熱の放出を防ぐことが不可欠です。蒸発、溶解時のエンタルピー、センサーの遅延、そして実際の溶液の比熱の差といった要素も、測定に影響を与えます。

仮想実験で読み取る変化

熱損失は観測温度上昇を減らします。冷却曲線外挿は損失を近似補正しますが、異常値と残差が残ります。

仮想発熱反応です。 c=4.18J/(g・K)、周辺・初期20°C、反応時間20s、完全混合・一定発熱率を仮定します。損失は​​dT/dt=q̇/C−0.020(T−20)のニュートン冷却です。冷却曲線を反応中10秒に戻した温度を外挿補正最高温度で表示します。この近似値は実際の最高温度ではなく、実際の反応速度・蒸発・温度計遅延は除外します。

重要な関係式と記号

−nΔH = (m·c + Ccal)ΔT

式で使う記号と単位
記号意味単位
ΔH反応1 molあたりのエンタルピー変化J/mol
Ccal熱量計の熱容量J/K
ΔT観測した温度変化K

例で確かめる

溶液と熱量計の総熱容量は?

反応熱を溶液と容器を一緒に受けます。 q溶液=−nΔH=(mc+Ccal)ΔTであり、反応のqと符号が逆です。

よくある誤解

  • ΔH の値を、温度が上昇したというだけで、発熱反応として正の値で記述することは適切ではありません。

この概念を実験で確かめる

参考資料

OpenStax · Chemistry 2e(英語)