食品実験 · 溶液・滴定 / 原理と探究
食塩定量(Mohr法)の実験解説
検液の一部を滴定した場合、全量に換算します。沈殿終点と分取倍率からNaCl換算質量%を求めます。
どのような原理?
Ag⁺とCl⁻は1:1で反応しAgClを沈殿させます。終点の赤褐色は過剰の銀イオンとクロム酸イオンの反応を示します。
NaCl(%) = (V − V0) × N × f × 58.44 × (Vt/Va) × 100 / (1000 × m)
観察してみよう
- 秤量、定量移送、定容、ろ過後に10 mLを分取します。指示薬を選び硝酸銀で滴定します。
- 同じ検液から別々に分取して正常な滴定を3回記録します。空試験が未提供なら補正値を作らないでください。
- 正常な原表を保ち、分取倍率D=50を省いた計算と比較します。
結果を読み解く
500 mLの検液から10 mLを滴定したとき、分取倍率はいくつですか?
500/10=50です。省くとNaCl換算含量は正しい値の1/50になります。
モデルの仮定と限界
food-edu-v1教育モデルであり、実際の食品安全性は判定しません。不適切なpH・着色干渉・気泡・過滴定は無効です。銀・クロム廃液は指定容器に分別します。